医学研究者の方へ
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高齢者ブレインバンクは、東京都健康長寿医療センターの研究部門と臨床部門との共同で、老化に伴う運動・認知障害の克服を目指し、医学研究用のヒト脳保存機構を構築しています。
当ブレインバンクは、病院剖検例を対象とする点で、欧米のブレインバンクシステムとは異なりますが、米国Harvard大学ブレインバンクが表明している、「篤志によるものは公共の資源の領域に属し、公共の福祉に貢献するべく活用しなければならない」という言葉に代表される基本的考え方を共有する点で、ブレインバンクの名称を用いています。
ブレインバンクと学際的共同研究
トロント大学Kovacs教授(2024年国外研究員招聘事業)
Kovacs教授はウィーン老化長期縦断研究の神経病理責任者であり、かつ大学研究室では国内外から多くの若手研究者を引き受け教育にも力を注がれています。海外研究者招聘として、ブレインバンク国際視察による標準化および共同研究推進、講演を開催しました。
:日本神経病理学会関東懇話会(7/13、東京大学)、高齢者ブレインバンク(7/16)、国立精神・神経医療研究センター(7/17)、順天堂大学(7/18)
共同研究について
共同研究申し込みの内容に対しては、論文審査と同様の守秘義務のもとに、外部委員による事前審査を行います。また、共同研究者の適格性については、研究所で審査の上、研究所協力 研究員に委嘱するかたちをとります。
倫理面では、高齢者の運動・認知障害の改善に貢献する研究に提供するため、ブレインバンクに登録するという包括同意を剖検時に得ます。共同研究にあたっては、公的研究費の援助があることと、共同研究先及び、当センター・研究所倫理委員会の承認を受けることを前提とします。
研究申請
研究申請は、詳細を下記資料にて確認のうえ、説明文内の担当者へお問合せください。
【研究申請資料】
【申請フォーマット】
リソース研究
高齢者ブレインバンクへ脳組織をご提供いただいた方のご家族・関係者の皆さまに向けて、研究に関する情報を公開しています。
神経病理学資料
【Brain Cutting template】
【日本神経学会専門医向け神経病理資料】