第9回調査についてのQ&A

第9回調査についてのQ&A

 調査に関してよくお問いあわせ頂く質問をまとめてみました。その他のご不明な点については、ページ最下段の「第9回調査のお問い合わせ」からお問い合わせください。


Q1 調査の目的、調査の対象者、結果の活用・公表について
 Q1-1 「長寿社会における中高年者の暮らし方の調査」とはどんな調査ですか?
 Q1-2 調査の対象者は、どのように選ばれたのですか? どのような人が対象なの?
 Q1-3 調査によって何がわかるのですか?調査結果はどんなことに役立つの?
 Q1-4 調査結果の公表の方法は? 調査結果について知りたい。
 Q1-5 どのような資金で研究を実施しているのか?
Q2 調査を実施している研究機関について
 Q2-1 東京都健康長寿医療センター研究所とは?
 Q2-2 なぜ東京都の団体が全国の調査をするの?
 Q2-3 東京大学高齢社会総合研究機構とは?
Q3 面接調査の方法と実施について
 Q3-1 調査の方法は?どのようなことを質問されるのですか?
 Q3-2 調査には必ず協力しなければならないのですか?
 Q3-3 一部、計測があると聞いたのですが、具体的には何をするのですか?
 Q3-4 どのくらいの時間がかかりますか?
 Q3-5 ほかにもやることがあり、忙しい。
 Q3-6 健康状態が悪く、協力できない。
Q4 継続調査(パネル調査)について
 Q4-1 同じ人を繰り返し調査するのはなぜ?
 Q4-2 今後もずっと調査の対象となるのですか?
Q5 個人情報の保護について
 Q5-1 名簿の情報や、自分が回答した内容が他に漏れたりしないか心配です。
 Q5-2 質問内容が、プライバシーの侵害では?

 


Q1 調査の目的、調査の対象者、結果の活用・公表について


Q1-1 「長寿社会における中高年者の暮らし方の調査」とはどんな調査ですか?

 東京都健康長寿医療センター研究所東京大学高齢社会総合研究機構、ミシガン大学(米国)や、その他多くの国内外の研究者が参加して行っている、60歳以上の日本の中高年者を対象とした学術調査です。

 この調査の歴史は古く、東京都老人総合研究所(現:東京都健康長寿医療センター研究所)とミシガン大学の共同研究として1980年代にスタートし、1987年(昭和62年)には、「全国高齢者調査」という調査名で、第1回目の調査を行いました。その後、約3年ごとに実施され(調査名は「高齢者日米比較調査」「長寿社会における高年者の暮らし方の日米比較調査」など)、2017年の調査が9回目、30年目にあたります。本研究のように、四半世紀を超える長期の社会科学的な調査は世界的にも珍しく、国内外で高い評価を得ています。

 調査の目的や意義についてはQ1-3をご覧ください。

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Q1-2 調査の対象者は、どのように選ばれたのですか? どのような人が対象なの?

 第9回調査は、過去8回の調査(1987年~2012年)に1~8回ご協力くださった、65歳以上の方(2017年8月末現在)が対象となります。第8回(2012年)に初めて調査に参加された方については、「次回の調査でも依頼のお手紙を送ってよいか」を尋ね、許可をくださった方のみを対象としました(調査にご協力くださるかどうかはもちろん任意です)。

 調査の対象となっている方は、1987年(第1回)、1990年(第2回)、1996年(第4回)、1999年(第5回)、2012年(第8回)のいずれかの時点で、住民基本台帳を用いて、全国から無作為に選ばれました。住民基本台帳閲覧にあたっては、各自治体において厳正な審査を受け、許可を得ております。

 この調査に1回以上ご協力いただいた方は、明治26年生まれから昭和27年生まれの6,665人にのぼります。すでにお亡くなりになった方もいらっしゃいますので、第9回調査は約2,400人が対象となる見込みです。

 第8回調査までの調査対象者や調査方法については、調査方法の概要のページもご参照ください。

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Q1-3 調査によって何がわかるのですか?調査結果はどんなことに役立つの?

 この調査では、大きく3つのことを明らかにすることで、社会や学術研究に貢献します。

(1)高齢期の変化のようすや、健康維持の秘訣を明らかにできます

 同じ対象者を繰り返し調査することで、高齢期における健康や暮らし方の変化のようすや、その背景がわかります。それによって、高齢者が安心して暮らしていくためにはどのような施策が必要なのかを明らかにします。

 さらには、どのような生活を送っていた方が、その後、良好な健康状態を維持できたり、長生きできているのかといった、健康維持の秘訣を、科学的に明らかにするための貴重なデータとなります。(→Q4-1もご参照ください)

(2)高齢者の世代的・時代的な変化を明らかにできます

 Q1-1でご説明したように、この全国調査は、1987年から30年にわたって実施しており、ご協力くださった方も、明治半ばの生まれから昭和の戦後生まれ世代までと幅広い世代にわたります。第9回調査で得たデータを過去のデータと比較することで、今の中高年者の特徴や直面している課題がよりはっきりします。これによって時代的変化をふまえた政策提言につなげたいと考えています。

(3)日本の高齢者の特徴を明らかにできます

 Q1-2のように、この調査は、日本全国から無作為に抽出された方を対象としており、国際比較研究をおこなう上でも最適なデータです。他国における結果と比較することによって、日本の中高年者の特徴がより鮮明になったり、文化や社会に関わらず共通する中高年者の課題が明らかになったりします。

 この研究プロジェクトには、第1回調査からアメリカの研究者が共同研究者として参加しており、一部の項目については、全米の中高年者を対象とした調査(ミシガン大学社会調査研究所が実施する「健康と引退研究(Health and Retirement Study)」など)との比較をおこないます。少子高齢化は多くの国で共通する課題であり、日本のように高齢化・長寿化が進んだ社会における調査結果を、国内外に発信していくことにも、大きな意義があります。

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Q1-4 調査結果の公表の方法は? 調査結果について知りたい。

 2017年の第9回調査の結果をまとめたパンフレットは、2019年2月頃に刊行し、このホームページ上でも公開する予定です(調査にご協力いただいた方には、パンフレットを直接お送りします)。

 調査結果のパンフレットは、これまでに5冊発行しており、いずれも研究成果のページからダウンロードできます(PDF形式)。

 その他、専門家の方に向けた報告書や論文等で発表します。これまでに発表された論文のリストも、研究成果のページでご覧になれます。また、公表した論文の内容を、執筆した研究者自身がわかりやすく解説する「研究成果トピックス」のページもあります。

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Q1-5 どのような資金で研究を実施しているのか?

 第9回調査は、次の2つの研究課題について、国の科学研究費助成事業(科研費)による助成を受けています。

・基盤研究A
   研究代表:新開省二「全国高齢者代表標本におけるフレイルの出現率と心理・社会・経済的資源による格差」(課題番号:17H01555)

・基盤研究B
  研究代表:小林江里香「高齢期における就労、地域、家庭内活動のバランスとコンフリクト」(課題番号:17H02619)

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Q2 調査を実施している研究機関について


Q2-1 東京都健康長寿医療センター研究所とは?

 前身となる東京都老人総合研究所は、1972年(昭和47年)に、わが国の高齢化を見据えて、都立の研究機関として設立された、日本では草分け的な老年学(老化や高齢者に関する研究)の研究所です。老化・老年病などに関する基礎科学的・医学的研究と、高齢者や高齢社会等に関する社会科学的研究の両方をおこなう国内有数の総合研究所として、その研究水準の高さは国内外から評価されています。

 平成21年4月に、隣接する東京都老人医療センターと統合し、地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターとなりました(詳しくは当センターの研究所サイトをご覧ください)。

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Q2-2 なぜ東京都の団体が全国の調査をするの?

 理由は大きく分けて2つあります。

 まず、この調査は、1987年の第1回調査から、米国・ミシガン大学との共同研究として実施しています。Q2-1でお答えしたように、東京都老人総合研究所(現 東京都健康長寿医療センター研究所)が国内外で高い評価を得ていたため、共同研究のパートナーとして選ばれました。

 次に、東京だけを対象とした調査では、それが東京独自の問題なのかどうかわかりません。全国の中高年者の状態と比較することによって、東京のような大都市の中高年者の問題もよりはっきりするのです。

 もちろん、得られたデータは、東京都民のためだけではなく、全国の中高年者のためにも用いられ、学術研究の発展にも寄与します。

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Q2-3 東京大学高齢社会総合研究機構とは?

 東京大学の中に平成21年4月に開設された研究組織です。東京大学に所属する様々な分野の専門家が集まり、高齢社会や加齢に関する研究に取り組んでいます。安心で活力ある超高齢・長寿社会づくりをリードする研究教育活動を行っています。詳しくは、機構のホームページをご覧ください。

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Q3 面接調査の方法と実施について


Q3-1調査の方法は? どのようなことを質問されるのですか?

 調査の実施を委託している中央調査社の専門調査員が、ご自宅を訪問して、ご意見をうかがいます。中央調査社についての詳細、および調査の実施体制につきましては、一般社団法人 中央調査社のホームページや、中央調査社サイトの調査対象者の皆様へというページをご覧ください。

 調査では、調査員が調査票に沿って、就労、家族・友人・近隣関係、健康に関すること、社会活動、くらしむきや意識などさまざまな事柄についてうかがいます。大部分は、選択肢を書いたカードをお示しして、当てはまる番号を選んでいただく形式です。

 お元気な方の中には、ご自身で質問文を読み、直接回答を記入した方がはやい、と感じられる方もいるかもしれませんが、この調査の対象は60代~90代以上までと幅広く、共通の条件で実施する必要があるため、面接聞き取りの方式でお願いしております。

 また、2017年の調査では、この面接調査の質問終了後、ご同意を得られた方には、握力、2.5メートル歩行、腕の長さ、体重の4項目の測定についても合わせてお願いしています。(詳しくは、Q3-3をご覧ください)

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Q3-2 調査には必ず協力しなければならないのですか。

 調査への協力は任意で、強制ではありません。ご協力いただけるか否かは、皆様の自由な意思によってお決めいただけます。しかし、より多くの皆様にご協力いただくことで、より多様な意見を反映した、信頼性の高い調査結果が得られますことをご理解いただき、お忙しいところ誠に恐縮ではございますが、ご協力いただけましたら幸いです。(Q3-5Q3-6もご参照ください)

 また、調査をお引き受けいただいた場合でも、お答えになりたくない質問には無理にお答えいただく必要はありませんし、ご協力が難しいと思われる項目がありましたら、その都度、遠慮なく調査員にお伝えください。

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Q3-3 一部、計測があると聞いたのですが、具体的には何をするのですか?

 2017年の調査では、面接調査にご回答いただいた方の中で、ご協力への同意を得られた方には、握力、歩行(2.5メートルを歩く時間を計ります)、腕の長さ、体重の4項目の測定についても、合わせてお願いしています。握力・歩行は、日常生活を支障なく送るのに必要な体力の客観的な指標として、腕の長さ・体重は体格を表す基礎的な指標として計測させていただくものです。

 このような計測は前回2012年の第8回調査から導入され、負担が少ないことを確認しています。

 さらに、安全を期するため、それぞれの測定の前には、対象者が安全に実施できるか確認するための質問をおこない、お体や場所の状態に問題がない測定項目のみ、実施させていただくようになっています。

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Q3-4 どのくらいの時間がかかりますか?

 人によってかかる時間がかなり異なり、「すぐ終わります」とは言いにくい調査ですが、途中で用事ができた場合や、お疲れになった場合は、複数回に分けて実施することもできますので、遠慮なく調査員にお伝えください。

 前回(2012年)、初めて調査を依頼された方と、以前から参加されている方では、質問項目数が異なります。以下は、所要時間の目安として参考にしてください。

 <前回、初めてこの調査に協力された方は…>
 個人差が大きいのですが、ご意見をおうかがいする面接調査の部分で45~70分くらい、握力等の計測部分(→Q3-3)で15~20分くらい、合わせて60~90分くらいかかる方が多いようです。

 <2012年以前から、ご協力いただいている方は…>
 個人差が大きいのですが、ご意見をおうかがいする面接調査の部分で30~50分くらい、握力等の計測部分(→Q3-3)で15~20分くらい、合わせて45~70分くらいかかる方が多いようです。何度もご協力いただき、すでにお尋ねした質問が多いことや、80代以上の方が多くなったことをふまえ、前回の第8回調査から面接調査の質問項目数を減らしました。

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Q3-5 ほかにもやることがあり、忙しい。

 現役でお仕事をされていたり、介護や手助けの必要なご家族がいたり、地域活動に参加されていたりと、何かと忙しく、調査への協力までは…と気が進まない方も多いかもしれません。しかし、この調査では、家族や地域・社会のためにおこなっている活動についてうかがう質問があり、中高年者の活動実態を正確に反映するためにも、お忙しい方にもぜひともご協力いただきたく、お願い申し上げます。

 「調査日時を、あらかじめ指定したい」という場合は、お手数をおかけして大変恐縮ですが、調査員を管理する中央調査社にお電話いただくか(フリーダイヤル:0120-48-5351:平日9時~17時)、調査員がお訪ねした際に、ご希望の日時をお伝えください。

 また、調査へのご協力をお願いするお手紙に記載した調査期間中(9~10月)は多忙で協力できないが、他の時期なら協力できるかもしれないという場合も、調査員(または中央調査社)にお知らせいただけますと幸いです。

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Q3-6 健康状態が悪く、協力できない。

 対象となっている方ご本人の面接調査を基本としていますが、心身の不調など健康上の理由で調査にお答えいただけないときは、その方のご様子に詳しい方に、ご本人さまに替わって質問項目の一部にお答えいただく「代行調査」を行っています。調査員は代行調査用の調査票も持参していますので、もし、代理でお答えいただける方が身近にいらっしゃる場合は、訪問時にお伝えください。

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Q4 継続調査(パネル調査)について


Q4-1 同じ人を繰り返し調査するのはなぜ?

 同じ対象者を長年継続して調査することにより、次のようなことを明らかにできます。

  • ・健康を維持し長生きできた人はどのような人なのか(健康が悪化するリスクがある人はどのような人か)という健康の予測要因を明らかにできます。これは、高齢者の医療・保健や介護予防施策にとっても重要な資料となるものです。
  • ・同じ個人の中でも、健康状態の悪化や配偶者との死別などを契機として、人間関係や経済状態が大きく変化することがあります。また、加齢に伴って変化しやすい側面がある一方、あまり変化しない側面もあるかもしれません。同じ人を継続して調査することにより、高齢期にどのような変化がおきるかを明らかにしたり、何がきっかけでどのような変化が起きやすいのか、変化の影響を受けやすいのはどのような人かなどについて明らかにできます。このような実態把握は、高齢者に対して適切な支援を提供するために不可欠です。

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Q4-2 今後もずっと調査の対象となるのですか?

 できれば継続してご協力いただきたいと考えていますが、予算の問題もあり、今後の具体的な計画は決まっていません。調査を継続できれば、Q4-1のような大きな利点が生まれ、新世代の参加者にも、これまでの継続調査の参加者と同じ傾向がみられるか(世代や時代による差はないか)を検証できる貴重なデータになります。

 調査を実施する場合には、訪問調査の前に協力を依頼するお手紙を差し上げますので、その際にご協力いただけるかどうかをご判断ください。

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Q5 個人情報の保護について


Q5-1 名簿の情報や、自分が回答した内容が他に漏れたりしないか心配です

 調査対象者の住所、氏名等の名簿は、調査員を派遣する調査会社(中央調査社)が厳重に管理しており、この調査以外の目的には一切使用しません。ですから、調査にご協力いただいても、その個人情報を基にした勧誘・セールスがおこなわれたり、ダイレクトメールが送られるということは絶対にありません。

 調査実施の委託先である、一般社団法人 中央調査社は、個人情報を適切に取り扱っている組織として認定された事業者のみが使用できる、プライバシーマークを取得しています。中央調査社における個人情報の取り扱いにつきましては、中央調査社のホームページや、中央調査社サイトの調査対象者の皆様へというページをご覧ください。

 研究者の側は、調査会社より、皆様の回答を調査員が記入した調査票(原票)と、それを電子データとして入力したものを受け取り、集計・解析をおこないます。調査票、データともに、個人の氏名や住所とは切り離し、番号で管理していますので、誰がどのような回答をしたかを特定することはできません。

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Q5-2 質問内容が、プライバシーの侵害では?

 この調査では、職業、健康、周囲の人との関係、くらしむきなど、さまざまなことをうかがいますので(Q4-1)、中には、プライバシーの侵害だと不快に感じられる質問があるかもしれません。しかし、同じ年齢層でみても、中高年者の暮らしの状況は様々で、その多様な実態を正しく理解するためには、どれも欠かせない項目です。この点をご理解いただき、ご協力いただければ幸いです。

 しかしながら、どうしてもお答えになりたくない項目がありましたら、回答を拒否していただいてかまいません。研究者にとっては、どの質問にお答えいただけなかったかも大切な情報になります。

 また、調査の実施にあたっては、東京都健康長寿医療センターの倫理委員会において、調査の手続きや内容に倫理的に問題となる点がないかの審査を受け、承認を受けております(第9回調査は2017年6月9日承認、整理番号K07)。倫理委員会は、第三者の視点を入れるため、研究所外の専門家を含む複数の委員によって構成されています。


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第9回調査特設


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TEL:0120-48-5351(フリーダイヤル)

【調査委託先】
一般社団法人 中央調査社

※調査実施上のお問い合わせや調査の対象者の方の転居などのお知らせはこちらへお願いします。

研究についてのお問い合わせ

jahead@tmig.or.jp

【事務局】
〒173-0015 東京都板橋区栄町35-2
東京都健康長寿医療センター研究所
社会参加と地域保健研究チーム
(担当:小林)